EDUCATIONAL RESOURCES教育リソース
Undergraduate education program 卒前教育プログラム(医学生向け)
準備中です
甲状腺における腫瘍免疫と自己免疫の交差
- 概要
― PTCの緩徐進行と免疫均衡モデル ―
本資料は、甲状腺乳頭癌(PTC)の進行様式を、**腫瘍免疫と自己免疫(AITD)**の観点から整理した抄読会資料です。
甲状腺では、自己免疫性甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)と甲状腺癌が、共通の免疫寛容機構(特にPD-1/PD-L1軸)を介して関連している可能性が示唆されています。
PTCの局所では、
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腫瘍浸潤リンパ球(TIL)による免疫監視
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炎症性サイトカイン(IFNγなど)
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腫瘍細胞によるPD-L1発現
が同時に存在し、**免疫による抑制と腫瘍の免疫回避が拮抗する「均衡状態(equilibrium)」**が形成される可能性があります。この均衡が、臨床的に「緩徐進行」として観察される一因と考えられています。
一方で、炎症環境やBRAFV600E変異はPD-L1発現を誘導し、腫瘍側の免疫回避を強化する可能性があります。さらに、可溶性PD-L1(sPD-L1)の関与も示唆されています。
また、移植後など免疫抑制状態では、腫瘍を抑えていた免疫監視機構が低下し、均衡が崩れることで腫瘍増大が顕在化するという仮説も議論されています。
本資料は、甲状腺癌の進行様式を免疫学的視点から理解するための教育教材として活用できます。
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- 資料
甲状腺自己免疫/癌におけるPD-L1の可能性
- 概要
ーバイオマーカーから治療標的へー
本資料は、D’Andréaら(Theranostics 2021)のレビュー論文 “From biomarkers to therapeutic targets: the promise of PD-L1 in thyroid autoimmunity and cancer” をもとに作成した教育用資料です。
本論文では、PD-1/PD-L1免疫チェックポイント経路の基礎から、 甲状腺自己免疫疾患(橋本病・バセドウ病)、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による免疫関連有害事象(irAE)、 そして甲状腺癌における免疫回避機構までを包括的に整理しています。
甲状腺は、自己免疫と腫瘍免疫の双方に深く関与する臓器であり、PD-L1は次の二面的な役割を担う可能性が示されています。
- 自己免疫反応の抑制
- 腫瘍免疫回避の促進
さらに、腫瘍組織内PD-L1発現や血清可溶性PD-L1(sPD-L1)は、診断・予後予測・治療選択におけるバイオマーカーとなり得ることが議論されています。
本資料は、甲状腺疾患と免疫チェックポイント機構の理解を深めるための教育教材としてご活用いただけます。
- 資料
準備中です
Post graduate education program 卒後教育プログラム(若手医師向け)
日本超音波医学会 「超音波の“学習・スキル習得”は Ul Path 」の紹介
- Web:
- 内容:
UlPath(ウルパス)は「超音波を学びたい人」に開かれた、オンライン学習プラットフォームです。超音波技術の基礎から専門的な応用まで、段階的な学習プロセスに応じたコンテンツや、超音波医学の専門家として必要な知識・技能の習得を目指すためのコンテンツなど広く収載していきます。
- 主催:
- ※
日本超音波医学会Webサイトのご利用についてに準じて掲載しています。
【9/25開催報告】 2025年度 第1回 東大病院 PICC (末梢挿入型中心静脈カテーテル) 挿入講習会について
- 日程
2025年9月25日(木)17:30-19:30
- 会場
東京大学病院 入院棟B 14階 クリニカルシミュレーションセンター
- 対象
医師 10名
- 内容
PICC挿入に関する講義+ハンズオン
- 講師
山下 智 先生(東大病院 乳腺・内分泌外科)
- 実技ポイント
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パワーPICC+シャーロック3CGによる透視室不要の挿入デモを実施
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穿刺(エコーガイド下セルジンガー法)とガイドワイヤーカニュレーションを重点的にトレーニング
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- 動画
- 資料
- 次回予定
日時:2025年12月11日(木)17:30-
Conference and symposium archives 学会・研究会アーカイブ
黒瀬 淳平 先生が第37回日本内分泌外科学会総会で発表を行いました。
- 学会名
第37回日本内分泌外科学会総会
- 日時
2025年5月22日(木)8:45-9:45
- 会場
鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜
- 部門
「若手内分泌外科医の会」
- 演題
内分泌外科医師を増やすためにはどうすればいいか、医学生からの意見。
- 発表動画
金子 なるみ先生が第17回 大江戸内分泌手術手技懇話会で発表を行いました。
- 研究会名
第17回大江戸内分泌手術手技懇話会
- 日時
2026年1月31日(土)14:00~
- 会場
東京大学医学部附属病院 入院棟A15 階 大会議室
- 演題
縦隔甲状腺・副甲状腺摘出における縦隔鏡の有用性: 2症例の手術ビデオに基づく検討
- 資料
- 研究会にて
山下 智 先生が第17回 大江戸内分泌手術手技懇話会で発表を行いました。
- 研究会名
第17回大江戸内分泌手術手技懇話会
- 日時
2026年1月31日(土)14:00~
- 会場
東京大学医学部附属病院 入院棟A15 階 大会議室
- 演題
妊娠中に発見された原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)—多発性内分泌腫瘍症1 型(MEN1)疑い症例に対し多診療科連携のもと妊娠中手術(全腺摘出+自家移植)を提案した1 例—
- 抄録
【背景】妊娠合併PHPT は稀であり、母体および胎児・新生児への影響を踏まえた治療方針決定が重要である。
【症例】33 歳、初妊婦。妊娠20 週で切迫早産として前医入院中に高カルシウム(Ca)血症を指摘され、妊娠23 週に当院へ母体搬送となった。補正Ca値は11.3 mg/dL を最高値とし、転院後は飲水管理により10.6~10.8 mg/dL で推移した(I-PTH 35~50pg/mL)。頸部超音波検査で副甲状腺4 腺腫大を認めた。母がMEN1 患者、姉がインスリノーマによる低血糖で死亡しており、MEN1 合併PHPTが強く疑われたが、本人には遺伝性疾患であることは未告知であった。産科、小児科、麻酔科、内分泌内科、外科による多診療科カンファレンスを実施した。現時点では軽度高Ca血症で安定しているが、妊娠後期の増悪および新生児低Ca血症・痙攣のリスクを重視し、妊娠中期での手術介入を選択肢として提案した。- 資料
☑️プレゼン資料はこちらからご覧いただけます
山下 智 先生が第37回日本内分泌外科学会総会で発表を行いました。
- 学会名
第37回日本内分泌外科学会総会
- 日時
2025年5月22日(木)8:45-9:45
- 会場
鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜
- 部門
シンポジウム1 内分泌外科医の教育:若手医師が求めるもの
- 演題
- 発表動画
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堀添 惠 先生が第37回日本内分泌外科学会総会で発表を行いました。
- 学会名
第37回日本内分泌外科学会総会
- 日時
2025年5月22日(木)8:45-9:45
- 会場
鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜
- 部門
シンポジウム1 内分泌外科医の教育:若手医師が求めるもの
- 演題
- 発表動画
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金子 なるみ 先生が学会発表(日本外科学会)を行いました。
- 学会名
第125回日本外科学会定期学術集会
- 日時
2025年4月12日(土) 9:45 - 11:00
- 会場
ポスター会場 ブースP | 仙台国際センター(展示棟) 1F 会議室3
- 部門
医学生の発表セッション 外科学全般
- 演題
- ポスター
- 発表動画
堀添 惠 先生が学会発表(日本外科学会)を行いました。
- 学会名
第125回日本外科学会定期学術集会
- 日時
2025年4月12日(土) 9:45 - 11:00
- 会場
ポスター会場 ブースP | 仙台国際センター(展示棟) 1F 会議室3
- 部門
医学生の発表セッション 外科学全般
- 演題
- ポスター
- 発表動画
望月 大也 先生が学会発表(日本外科学会)を行いました。
- 学会名
第125回日本外科学会定期学術集会
- 日時
2025年4月12日(土) 10:00 - 11:00
- 会場
ポスター会場 ブースF | 仙台国際センター(展示棟) 1F 展示室1-3
- 部門
研修医の発表セッション(13)乳腺・内分泌・甲状腺
- 演題
- ポスター
内海 智玖 先生が学会発表(日本外科学会)を行いました。
- 学会名
第125回日本外科学会定期学術集会
- 日時
2025年4月12日(土) 9:45 - 11:00
- 会場
ポスター会場 ブースP | 仙台国際センター(展示棟) 1F 会議室3
- 部門
医学生の発表セッション 外科学全般
- 演題
- ポスター
- 発表動画
山下 智 先生が学会発表(日本外科学会)を行いました。
- 学会名
第125回日本外科学会定期学術集会
- 日時
2025年4月11日(金) 10:00 - 11:00
- 会場
ポスター会場 ブースC | 仙台国際センター(会議棟) 2F 桜
- 部門
ポスターセッション(80)内分泌・甲状腺
- 演題
- ポスター
「東大病院 三外 抄読会」原発性副甲状腺機能亢進症における副甲状腺摘出術と心血管代謝リスク
- 内容
東京大学 胃食道・乳腺内分泌外科の抄読会で取り上げられた論文の要点を、医学 生向けに簡潔にまとめました。
- タイトル
原発性副甲状腺機能亢進症における副甲状腺摘出術と心血管代謝リスク
Parathyroidectomy and Cardiometabolic Risks in Patients With Primary Hyperparathyroidism
- 何を調べた?
**原発性副甲状腺機能亢進症(pHPT)**の患者は将来、
・高血圧/・2型糖尿病/・心血管疾患/・脳血管障害
が増えるのか。さらに**副甲状腺摘出術(PTx)**でそれが減るのかを検討。 原発性副甲状腺機能亢進症における心血管代謝リスク
- 研究のポイント
大規模データ(pHPT約5万人、対照約15万人)を長期追跡(最長15年)の後ろ向き 研究。
- 結果
pHPTは、上記4つすべてのリスクを上げる(対照より発症が多い)。
・原発性副甲状腺機能亢進症における心血管代謝リスク/・PTxで有意に下がったのは「2型糖尿病」のみ。高血圧・心血管疾患・脳血管障害
は明確な低下が示されなかった。
- 何が大事?
pHPTは「骨・腎」だけでなく、心血管・代謝も含めて全身で見るべき疾患。
手術の説明では、糖尿病リスク低下の可能性を伝えつつ、全リスクが消えるわけ ではない点も押さえる。
- 資料
準備中です
Case reports and create slides ケースレポート共有・スライド作成方法
重症再生不良性貧血に対する骨髄移植後に急速増大を来した びまん性硬化型甲状腺乳頭癌の一例(東京大学医学部医学科 4年 舛本 叶多)
- 内容
東京大学医学部医学科 4年
舛本 叶多本症例は、重症再生不良性貧血(Stage 5)に対する同種造血幹細胞移植後に急速な進行を示した、びまん性硬化型甲状腺乳頭癌の一例である。
27歳男性。汎血球減少の精査中に偶発的に甲状腺左葉腫瘍と多発頸部リンパ節転移を指摘された。再生不良性貧血の治療を優先しhaploPBSCTを施行したが、移植後の免疫抑制状態下で腫瘍は短期間に進行し、両側頸部リンパ節転移および内頸静脈浸潤を伴う高度進行例となった。
甲状腺全摘術+両側頸部郭清(D3b)を施行し、左反回神経浸潤に対してはシェービング法により神経温存を試みたが、術後両側反回神経麻痺を認めた。
本症例は、
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びまん性硬化型乳頭癌の臨床的特徴
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免疫抑制と腫瘍免疫均衡の破綻
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造血幹細胞移植と二次性悪性腫瘍
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反回神経温存手術の適応と限界
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移植前手術の是非という治療戦略の判断
といった複数の教育的論点を含む。
医学部生による症例整理と文献的考察を通じて、
「免疫環境の変化が腫瘍挙動に与える影響」および
「治療タイミングの意思決定」の重要性を学ぶことができる症例である。-
- 資料
準備中です

実践まで一貫した学習ができる環境を提供します。